Craftsman Stories

兵庫・尼崎で1878年創業の「琴城ヒノデ阿免本舗」は、米と水だけで炊き上げる独自製法を守り続ける老舗あめ屋です。火加減を細かく調整し、砂糖を一切使わないやさしい甘みが特徴。地元の人々や観光客が帰省のたびに訪れるほど愛され、子どもたちの職場体験で次世代に受け継がれています。

東京世田谷で70年以上あんこを炊き続ける望月製餡所。家族経営の結束力と、深夜からの炊き上げや厳選豆へのこだわりが魅力です。小規模ながら“日本一のあんこ”を目指し、伝統と挑戦を両立。和洋菓子店やパン屋の期待に応える姿勢が、多くの支持を集めています。

茨城県日立市の「菓匠風月」が手がける1本14,040円の高級栗むし羊羹は、希少な“飯沼栗”をふんだんに使った贅沢な逸品です。約80%を占める栗の深みを職人が手作業で引き出し、渋皮をわずかに残す絶妙な技術が魅力。真空パック技術やPentawards銀賞の洗練されたパッケージも高く評価され、地域から海外へと支持を広げています。