大阪・茨木市の「菓匠 石州」は、サラリーマン出身の店主が事業承継で引き継いだ老舗和菓子店です。前職の営業力を活かしながら、先代の職人技を学びつつ新たなファンを獲得。地域イベントやSNSを積極活用し、老舗の味と現代の販路を融合させた挑戦が注目を集めています。
大阪府茨木市の「茨木城主もなか本舗 ちとせ」は、素材選びや手炊きあんこにこだわる老舗和菓子店。作り置きをせず一つひとつを丁寧に仕上げ、季節感を大切にした練り切りなども展開。地域との温かなつながりを守りながら、本物の味を伝え続けています。
鹿児島県出水市の山元菓子舗は、鶴の飛来地として知られる地域で、山芋と米粉を使ったかるかんをはじめ多彩な和菓子を手がけます。先代の熱い思いと現店主の新要素が融合し、ふんわり食感の“桜かるかん”が好評です。
1889年創業の老舗和菓子店「松竹堂」は、カラフルなフルーツ餅が看板商品。いちごやマンゴーなど多彩なフレーバーで、多くのファンを魅了しています。先代と5代目が親子で衝突しながらも追求する“おいしさ”と“見た目の楽しさ”が光る一軒です。
創業大正5年の老舗和菓子店「杵屋末広」は、素材本来の味を大切にしながら子育て世代を支える新サービス「親子茶屋」を展開。安心して子どもと過ごせる空間と、季節感あふれる和菓子が魅力で、地域にやさしいぬくもりを届けています。
兵庫・尼崎で1878年創業の「琴城ヒノデ阿免本舗」は、米と水だけで炊き上げる独自製法を守り続ける老舗あめ屋です。火加減を細かく調整し、砂糖を一切使わないやさしい甘みが特徴。地元の人々や観光客が帰省のたびに訪れるほど愛され、子どもたちの職場体験で次世代に受け継がれています。
東京世田谷で70年以上あんこを炊き続ける望月製餡所。家族経営の結束力と、深夜からの炊き上げや厳選豆へのこだわりが魅力です。小規模ながら“日本一のあんこ”を目指し、伝統と挑戦を両立。和洋菓子店やパン屋の期待に応える姿勢が、多くの支持を集めています。
茨城県日立市の「菓匠風月」が手がける1本14,040円の高級栗むし羊羹は、希少な“飯沼栗”をふんだんに使った贅沢な逸品です。約80%を占める栗の深みを職人が手作業で引き出し、渋皮をわずかに残す絶妙な技術が魅力。真空パック技術やPentawards銀賞の洗練されたパッケージも高く評価され、地域から海外へと支持を広げています。